ホームページ開設以来ブログを書いてなかったのですが、これから日常のいろいろなことをどんどん綴っていきたいと思いますのでよろしくお願いします。

今日、11月29日は長男の誕生日です。24歳になりました。なんと只今大学6回生、バリバリ留年中です(何ちゅー奴や、笑)。 この長男に、この6月 子どもができました(留年中なのに結婚しやがったんです…大笑)。… 私にとっては初めての孫です。 名前は「莉愛」(りあ)ちゃん、長男の奥さんが命名しました。よく笑う、とっても可愛い女の子です。

話は遡って10年ほど前、私の父が84歳で亡くなりました。職業軍人…海軍上がりの非常に厳しい親父でした。厳しいうえに細かいことにまで几帳面で、縦に置いてたものがちょっと横になっていても気に入らない、とても口うるさくてしかも大酒飲みの親父でした。小さい頃は、よく怒られて叩かれたものです。そんな父でしたのでこちらも反発心だらけで、何でこんな家に生まれてきたのだろうといつも思ってましたし、中学・高校時代は包丁か何かで刺してやろうかというくらいに真剣に思ったときもありました。

ただそれから私も歳を重ねていくごとにだんだん思いは変わってきて…特に子どもを育て始めてからは…感謝の気持ちが少しずつ大きくなっていきました。父の晩年近くにはもう、“とにかくありがとう”という思いでいっぱいでした。そんなでしたから、亡くなったときは自分の中の気持ちがひと区切りついたような、何かが終わったような思いと空虚な思いが同居して心の中にポッカリと穴ができたような感覚でした。

私は父が38歳のときにできた子どもでしたので、亡くなるまでの46年間、父とあったいろいろなことを通じて、「感謝する」ということのひとつの側面を、父という存在を通して学ぶようになっていたのかもしれません。それが私が父のところに生まれてきた理由のひとつだったのかもしれません。

そしてこの2・3年、なぜか父のことをよく思い出すようになり、“あの頃は親父も大変だったんだろうな…どんな気持ちだったのだろうか…どんな思いだったのだろうか…酒を酌み交わしながらじっくりと話してみたいなと、ちょくちょく思うようになりました…今となってはもう叶いませんが…。そしてそうなんです、そんなとき生まれてきたのが孫の莉愛ちゃんです。

じつは、父の名前は「利喜太」(りきた)といいます。母(87歳で健在です)の名前は「愛子」です。そして孫の名前が「莉愛」。偶然にみえる必然でしょうか。…どうでしょう…私は、“莉愛ちゃんは親父の生まれ変わりかもしれない”と勝手に思っています…

…“どんな物語を創りに私たちのところへやって来てくれたのか?”…“どんな生をいっしょに生きていってくれるのか?”…、今から楽しみでしょうがありません。ワクワクしてます。

 

                ありがとう、親父!  ありがとう、莉愛ちゃん!