「お金のはなし　２」

雨がよく降りますね。

雨がやんだ後の空気は、澄んだ感じがしてとってもいいです。

 

前回のブログ「お金のはなし」で、“私も資金繰りが全然うまく行かない時期があって…”

と書いたところ、“今はうまく行ってるんですか”　“お金がまわるようになったきっかけは

何かあるんですか”という質問を結構いただきましたので、今回はそのことに関して書いて

みたいと思います。

 

私は３１歳のとき、ある書籍販売会社の組織のひとつの経営を任されることになりました。

その頃ちょうどバブルの時期と重なったこともあり、始めの３、４年はまあまあ順調でした。

ただ、４年目を過ぎたあたりからだんだん売上げも落ちはじめ、５年目くらいからは全然お金が

まわらなくなりました。…商売の資金繰りはもちろんのこと、生活費も全く足りなくて

家賃の支払いにも窮するほどでした。…当面のお金が無いものですから、借金もしました。

…結婚３年目、子どもが３歳と１歳の頃です。…（今考えると、全て自分が起こした現実

ではあるんですけど…）…（家族はじめ、まわりの方にはずいぶんしんどい思いをさせました

…ごめんね～　笑）

 

そういった３５歳の頃から約１０年近く、状態はあまり変わらなくて、全然お金が足りない、お金

がまわらないという状況が続きました。何とかかんとか、必死でやりくりしているという状況でした。

…朝早くに出勤して、自分自身も営業活動をし、遅くまで頑張って働いているのにもかかわらず…です。

もう苦しくてたまりませんでした…。ブログに書きましたように…“明日が来なければいいのに”と真剣に

願ったことが何十回もありました。精神的にとても苦しい状態が続いているので、その分カラダの不調も

ずっと続いてて、常にどこかが悪い状態でした。内臓はいつもどこか悪いし、特に肩凝り・背中の痛みが

結構ひどかったです。

 

１０年近くそういう状態だったものですから、もう苦しくて限界だと思いはじめました。もうついに何か限界

が来るんじゃないか思っていた…ある日…ふと思いがよぎりました…私は何か根本的な考え違いをしている

んじゃないか…という思いです。…こんなに一生懸命頑張っているのに、いつもお金が足りないというのは

、私の根本的な考えに何か原因があるんじゃないか…ということです。

そう思ったもんですから、早速自分のベースになっている考え・思いを自分でいろいろ検証してみました。

（詳しい経緯は省きますが…）

そうすると、ひとつの大きな原因に突き当たりました。

何と…私は…お金は足らなくなるのが当たり前…お金はまわらないのが当たり前…お金は減るのが

当たり前…通帳はマイナスになるのが当たり前…お金はちょっとやそっとじゃ稼げないもの…

こういう思いが根本にあったのです。こういう思いが、お金に対する前提になっていたのです。

こういう思いで、一生懸命歯を食いしばるように生活していたのです。

（なぜ、こういう思いが前提になって行ったのかはいろいろ思い当たりますが、ここでは省きます）

 

自分でもちょっとビックリしました。…これじゃあ、お金が無いのは当然。お金がまわらないのは必然

…です。そこで、お金に対する思いというか、前提を１８０度変えてみました。

…お金は足りるのが当たり前…お金はまわるのが当たり前…お金は減らないのが当たり前…通帳はプラス

になるのが当たり前…お金はちょっとやそっとで稼げるもの…

全部１８０度変えてみました。それともうひとつ、肩に力を入れて必死に頑張っていたのをやめて、力を抜いて

“お金とか契約が自分のところにまわって来ていいんだ”　“お金や仕事がまわって来るのは当たり前なんだ”

と思うようにしました。

 

するとどうでしょう…不思議なものですね…すぐに現実は変わり始め、１ヶ月後にはお金が足りるように

なりました。それからお金はまわりはじめ、資金繰りも何とかうまく行くようになりました。

他に何が大きく変わったということはありません。何か環境が変わったということもありません。

「根本的考え・前提」を変えただけです。…それだけで変わりはじめたんです…

それから今に至るまで、部分的に“資金繰りはどうかな”と思ったことは時々ありますが、全般的には

まあまあ大丈夫です。お金は足りるようになりました。（これから先はわかりませんが…笑）

 

「お金がまわるようになったきっかけ」は、「お金に対する前提」を…お金は足りないもの…から

…お金は足りるもの…へ，　また…お金はまわらないもの…から…お金はまわるもの…へ変えたこと。

力を入れて必死で頑張っていたのをやめて、…お金はやって来て当たり前…と思うようにしたこと。

 

これです！！

 

 

ご参考になれば幸いです！